<汚れた英雄>管理人の思い出編。

どうでも良いのですが「汚れた英雄」で思い出したお話を書いてみました。良かったらどうぞ。


この映画が公開された当時、13歳だった私は岡山に住んでいました。映画に使われたヤマハTZ500が、岡山駅に展示されると聞き、前から確かめたかった事があり、自宅から約15分の岡山駅にチャリンコで向かったのでした。

バイクレーサーに憧れていた私は、
(ちなみにバイクを運転したことは無いし、バイクの知識も皆無でした。)
ホンダのレーサー故阿部孝夫さんの著書を熟読しており、本の中に書かれていた
「一般人はレースマシンのクラッチすら握れない。トップレーサーの握力は、超スゴイのだ」

という一文に衝撃を受けていたからそれをどうしても確かめたかったのです。中学生だった私の握力は、同級生の女と変わらない位に弱かったので、とても不安だったからでした。
(どうしよう、もし握れんかったらレーサーにはなれん・・・)

意を決して駅に向かうと、そこには映画に使われたTZ500がロープで囲われ綺麗に展示されていたと思います。(うろおぼえ)確か、怖そうな警備員もいた気がするし、すでに私の他にも見に来た奴がそこそこいたのでした。

これからちょっとだけ悪い事をする。そう考えたら心臓がバクバクしましたが、勇気を振り絞り、私は、群衆の前に出てレバーに指を伸ばしたのでした。
(お前ら、どけや・・・わしゃちょっと用があるんじゃ・・・)
そう思いながら手を伸ばしました。プルプル震えてたかもしれません。

そして押してみたところ、これがビクともしない。ちょっとくらい動いても良さそうなのに、ガッチガチ。デコピンみたいにして指をレバーに押し当ててみたがやっぱりガッチリしました。

ああ、やっぱりダメなんか、阿部さんの言った通りじゃった・・・。

そう思いながらよく見るとグリップにハリガネがグルっと巻きつけてありました。しかもゴムにしっかりと食い込んでいたのです。

レースマシンなんて見た事がないものですから、ワイヤリングなんて当然知ってる訳がありません。

私はその時、もしかしたら、いたずら防止に動かせんように固めとんじゃないのか?と思いました。

だったら、レバーだって動かせないように固めたはずだ。こんなに固い事はないだろう、まだ鍛える時間はある!とワタシはもう少し後までレーサーになる夢を見る事が出来たのでした。
え~以上でございます。

レーサーになる夢は叶いませんでしたが、それも良き思い出です。めでたしめでたし。

応援よろしくお願いします!
広告

シェアする