<aRm1> 戦争で片腕を失った男、YZF-R1で地方選手権を戦いマン島TTを夢見る。

Chris “Ganners” Ganleyさんは不屈な男として知られている。彼が片腕でバイクレースに参戦し、世界で最も危険なレースとして知られるマン島TTに、世界初の片腕レーサーとして出場し名を残したいと公言しているからだ。
クリスさんが片腕を失ったのはアフガニスタンでの戦争でのことだ。ベテランの兵士だった彼は2度戦地に出向き、さらにもう一度と3度目に渡った時、人生観を変えるほどのショックと片腕を失う重症を負った。
満身創痍での帰国後、彼が所属していた軍のバイクチームで走ろうとし入院中にバイクを購入したが、退院後、バイクに乗れなくなった事を悟り、ひどいうつ病になってしまう。
うつ病で長い間ひどく苦しんだが、彼に新しい道を開いたのもバイクだったそうだ。

片腕でレースだなんてと蛮勇ととらえる人がいただろうが、猛スピードで走り続ける彼の耳には届かなかったようだ。
クリスさんは今現在も毎日厳しいトレーニングを積み、地方選手権でトロフィーを集め、2023年のマン島TTに間に合うよう、夢に向かって走っているのだ。

aRm1 from Roos Brothers on Vimeo.

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