スンゲエエエエ!これ全部本物です!ロッシのドゥカティモトGPマシン vs Suter MOTO2 vs S1000RR!@ラグナセカ!

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これぜんぶ本物です!オークションに掛けられたMOTOGPのバレンティーノ・ロッシのDUCATI GP11と、同じくオークション落札物件Suter MOTO2とBMW S1000RRがラグナセカを疾走した!
これは貴重極まりない動画です。是非ご覧ください。


なぜロッシのMOTOGPマシンが2017年に走っているのか?調べたらありましたので皆様にご報告!
そもそも購入したケミン・コーさんはバイクが好きでバイクレース好き、しかも熱狂的なドゥカティスタ。70年代にはドゥカティ北アメリカのサテライトチームにも所属していたそうである。
MOTOGPマシンの購入は夢だった。古くからのレース仲間や知り合い等を通じて、SBKドゥカティの監督パオロ・チアバッティ(当時は違う役職)に直に会い、親交を深め、購入したいと言う事を伝え、パオロ氏からいい感触を得て、とりあえず夢への第一歩を成立したそうです。しかし、モトGPマシンは簡単に売れる物でもなければ買える物でもないのです。イタリアではドゥカティの法務部が書類作りに苦戦し、米国では輸入専門のブローカーに、手を出さない方が良いとまで言われたのでした。

コーさんは数々の輸入に関する難関を潜り抜け、無事米国に運び込んだのです。

しかし、買ったからって勝手に乗れるわけではなかった。ドゥカティとは正式な分厚い契約書、法的文書があって、そこには公道走行不可はもちろん、競技に使用してもいけないという契約がなされており勝手な事は出来ないそうだ。厳密には展示用として売却されたようです。それならどうして今回走行できたのか?イベントでの走行でもなさそうなのに!それは謎です。まああったら走りたくなるのは無理もない話なので、暗黙の了解なのかな。

Kaming Koさんは米国の人気バイク雑誌アルティメットモーターサイクルのコンサルタントを務めてもおられる。「MOTOGPを見に行っても間近でマシンを見る事は出来ないだろう?私は部屋の中でじっくり見る事が出来て最高だよ!」と言ってます。気になるのは落札価格、噂では約2600万円との事。もちろんこれにはイタリア本国からメンテナンスにやってくるドゥカティのメカニックの諸々の代金などは含まれてはいない(だけど、コーさんは展示用に貸し出している様子なので、これは良い投資と言えるかもですね。流石です)
ちなみのちなみに、#69ニッキーマシンはピッカピカで、#46ロッシマシンに至っては傷まであったそうです。ロッシをさんざん苦しめたフレームレスマシン。もちろんプレミア的な傷です。コーさんはニッキーの大ファンだったのでニッキーマシンも欲しかったんだけど、友人が欲しがったので権利を譲ったそうだ。

上の画像。コーさんが購入して外装をはがしたところでビックリしたんだそうだ。それは、スイングアーム。最初はどこにあるのかわからないくらいビックリしたそうだ。スイングアームピボットの位置を見て車体の真ん中まで来ているのを見て、ホイールベースを変えずにグリップ力を高め、ウイリー対策を講じた結果だと推察出来たんだ。そうです。スイングアームピボットの場所って黄色文字ろっしふみの下ですよね?これはド真ん中だねホントに。(これはピボットレスフレームって言うそうです。フレームに取り付けるのではなく、後ろクランクケースに直付けしたピボットレスフレーム。英語表記はPIVOTLESS FRAME。PIVOTとは中心点、旋回軸の意味)(忘れてましたが、Suterはえ~その内って事で~。)

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