Ninja H2がいる川崎重工業株式会社 東京本社へ。

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本日12月17日東京港区海岸にある川崎重工業 東京本社へ行って参りました。仕事先でツイッター情報を得た私は、次の仕事までの間に抜け出し、撮影に掛かる時間を逆算し、急ぎ足で見に行ったのです。時間帯がお昼前ということもあり、ロビーには私だけ。警備員のおじさんに「バイクの写真を撮らせてください」と言うと快く承諾してくれた。警備員さん受付のお姉さんありがとうございました。

Ninja H2は川崎重工業の純粋な結晶である。モデルにしたのは代々受け継がれてきたカワサキの誇る名車達。だがH2はどのバイクにも似ていない。MOTOGPレプリカマシンでも無い。スポーツツアラーでもない。速く走ろうと思ったらZX-10Rの方が理に適っているだろうし、速く遠くに行きたかったらZX-14Rの方がましだと思う。燃費の事を考えたら、マーケットの受けの良さだけを考えたらとてもじゃないけど作れなかっただろうと思う。だからこそ、Ninja H2はカワサキにしか造れないバイクなのかもしれない。採算を度外視し、伝統を改めて見直し、新たにカワサキブランドを受け継いだんじゃないだろうか。そしてNinja H2はその役割を果たすにふさわしい、ふさわしくなければならないバイクなのだろう。私はこの先もこのバイクは事あるごとに語られるだろうと、Ninja H2を前に閑散としたロビーで想いにふけったのだった。
カワサキさん素晴らしいバイクを、夢をありがとう!

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