世界最速の医者、アイリッシュ公道レースの緊急ドクターDr John Hinds氏 死去。享年35歳。

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とても残念なニュースです。今月2015年7月3日(金)アイリッシュ公道レースSkerries 100のプラクティス走行中、参戦選手の後方転倒事故に巻き込まれ、ダブリン・ビューモント病院に緊急搬送されていたDr John Hinds氏が、4日早朝にお亡くなりになりました。マン島を始め、英国、アイルランド公道レースの緊急医療ドクターとして、数々のレーサーの身体と命を救助してきた真のヒーローの突然の死に、現地ファンのみならず、世界中から彼の死を惜しむ声が寄せられています。
身体中にボトルをぶら下げ、エマージェンシーカラーに身を包んだ彼の写真を見つけ、この男は一体何者だろうか?と思い調べたのがおよそ2年前。彼の活躍はそのままレーサー達の緊急時を知らせる物だったので、彼の記事を追うと、無名戦士達の痛ましい現実を知る事にもなりました。
命からがら助かって、数か月後にはしれっとレースに復帰するレーサー達なんか放っておけばいいのにと、少し思わずにもいられませんでしたが、実際は彼自身が公道レースに魅せられた一人だったのでした。公道レースが好きで、公道レーサー達からも慕われたジョン・ハインズ氏。まだ35歳でした。ご冥福をお祈りします。動画はlockk9 さんが公開した物です。

Tribute to John Hinds MCUI Medical Doctor who lost his life while on duty to save others

こちらは過去に書いて公開していなかった記事。
英国やアイルランドで開催される公道レースでは一刻を争うような事態が度々起こってしまう。そんな緊急時に駆けつけて医療行為を行うのがMCUI Medical Teamの皆さんだ。身体中に必要最小限の医療器具を付け現場へと急ぐ。そのメンバーの一人Dr John Hind氏は平均して年間約6400㎞レース距離をカバーし、レーサー達の命を守っているのだそうだ。クローズドサーキットでのレースと違い一般公道を閉鎖して行われるレースでは、すぐに病院に駆け込めるヘリコプターが役に立たない時もあるという。着陸場所が無い時などがその理由の一つだそうだ。
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ガイ・マーティンとジョン。良い写真。

7月7日(火)ジョンさんが好んだ公道レースTandragee 100を走る。先頭を行くのは同僚のMCUI メンバーだ。

下の画像はMCUI Medical Teamさんフェイスブックから拝借した物。MCUI Medical Teamにはジョンさんの他にもフライングドクターがいる。







こちらは他のMCUI隊員さん(笑)。


Mr.John Hind, Rest In Peace.ジョンさん安らかにお休みください。

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